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【1番の味方は自分】
1番の味方は自分
人に期待して、人に褒めてもらう・認めてもらう前に、
まずは自分が自分の1番の味方になる。
ダメ出しばかりじゃ自分がかわいそう。
一番の友達に接するように、自分に声をかけてあげる。
「自分を大切にする」ってなに?
カウンセリングで言われた言葉です。
私はずっと「自分を大切にする」ということの意味がわかりませんでした。
だって、自分のこと好きじゃないし…
- いつもうまくいかなくて
- 何をやっても結果が出なくて苦しくて
- もっともっと頑張らないと
と自分を追い込んでいました。
だけど、カウンセリングや支援者さんに自分の話をすると
- よくそんなに頑張ってきたね
- 1人で頑張りすぎ
- そんな状態だと、真っ暗な部屋で何もできなくて動けなくなっててもいいレベルだよ!?
と言われることがあり
???
そうなの?
これが当たり前だったので…
無理しないと生きていけない状態にずっといたので、心身共につらくても「頑張っている」「無理している」という感覚がなかったのです。
「自分を大切にする」ってなんだろう?と考えた時、例えば頑張ったからごほうびに
- 大好きなケーキを食べよう!
- 欲しかったバッグを買おう!
- 旅行に行こう!エステに行こう!
と物質的なものを思い浮かべる人が多いと思います。
私もそうでした。
でも物質的なものの満足度って一時的で、満たされない…
モノに頼ると依存症も怖いしね…
もちろん「ごほうび」がダメなわけではないけれど、自分を大切にすることには根本的に繋がらないのです。
人はネガティブ思考が80%
人は1日に6万回も思考をして、その80%がネガティブな思考だとか。
アメリカで行われた心理学の研究によると、私たちは1日に6万回の思考をおこなっているそうです。これは起きている時間、1秒に1回、何らかの思考をしながら生きている計算になります。
ビシネス+IT
しかも、6万回のうち、約80パーセント、約4万5000回は、身を守るためのネガティブな思考になりがちであることがわかっています。
ということは、6万単語のうち、約4万5000単語は、ネガティブな単語を思考しながら生きているのです。1日24時間、8時間の睡眠をとっているとして、3秒に2回は身を守るためにネガティブな単語が頭のなかをよぎっていることになるわけです。
平均がこれなら、私はもっとかも…
だから、ネガティブ思考は仕方ないとして、自分を責める思考をした時に少し気をつけるだけで違うんですよね。
一番大切な人に声をかけるように、自分に声をかけてあげる
いつも罪悪感を感じたり、すぐに自分にダメだしするのがクセになっているけど、もし相手が「大切な友だち」だったら、そんなこと言える?
精いっぱい、これ以上ないくらい頑張っている友だちに
- もっと頑張れよ
- 全然ダメだよ
- 何やってんだよダメなやつ
なんて言わないでしょ?
自分を責めそうになったり、自分にダメ出ししそうになったら
自分が一番大切な人に向ける言葉だって思って見て。
・・・とカウンセラーさんに言われ、目からウロコが落ちたのです。
本当の意味で自分を大切にできるのは自分だけ。
慣れ親しんだ「自分を責めるクセ」「罪悪感を感じるクセ」「自分を罰するクセ」はなかなか抜けないけど、たまにでいいから思い出してみる。
- 「あ、また責めてるなぁ」
- 「自分頑張ってるわー、よくやってるわ〜」
と思ってみる。
何ごとも急には変わらないし、無理なダイエットがリバウンドするように、急激に変化したものは急激に戻ってしまうから、少しずつ、少しずつ。
自分が自分の一番の味方になれるように、毎日練習ですね