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毒親 (どくおや)
1989年に発行されたスーザンフォワード著「毒になる親」で「毒親」という言葉が初めて使われた。
子どもに対し、肉体的、精神的、思考的、金銭的に苦痛を与え続ける親のことを言う。
スーザン・フォワードは「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」を指す言葉として用いた。
毒親には主に4つのタイプに分類されると言われる。
毒親のタイプ
一見きちんと子育てしているように見えて周囲からは問題があると気づかれにくいタイプ。
子どもに過剰なルールを押し付け、子どものあらゆることに干渉し、コントロールしようとする。
子どもの持ち物、友人関係、進路、就職、交際相手、結婚相手などに口を出し続ける親も。
子が成長し、親離れしようとしても自立を妨害する親もいる。
子どもを放置して、子育てをしない、無関心の親。
親の責任を果たそうとせず仕事やギャンブル、異性遊び、アルコールなどに没頭する。
言葉や心理的に攻撃・束縛することで子どもを支配しようとする。
「お前に〇〇できるわけない」「お前なんていらなかった」「こんなこともできないなら私の子じゃない」など子どもの人格を否定するような言葉を日常的に使う。
「あなたのためだから」「心配だから」と子どものためをよそおって、子どもの行動を制限する親もいる。
思い通りにならない子に対して感情を抑えず暴力を振るうタイプ。
虐待がばれないよう、見えづらい部分を狙って暴力をふるう傾向がある。
また、性的虐待をする親、それを見て見ぬふりする親もいる。
子どもの頃に受けた身体的・心理的・性的虐待は、大人になってからも心に大きな傷を残し、精神や思考に大きな悪影響を及ぼす。