アダルトチルドレンには6つまたは7つのタイプがあるそうです。
あなたはどのタイプ?
ひとり一つのタイプではなくて、複数のタイプを兼任している場合もあるよ
今回は6つの分類で紹介します
ちなみに、私もWEBでアダルトチルドレン診断をやってみました。
その結果はこちらの記事から。
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- アダルトチルドレン【6つのタイプ】
- 生きづらさの原因を知ることが第一歩
アダルトチルドレン【6つのタイプ】
1:ヒーロー(英雄)
・勉強やスポーツなどで良い成績をとり、常に良い子でいることを求められ、演じる
・真面目でリーダータイプ、何ごとも一生懸命
・頑張りが報われなくなった時、挫折してしまうことが多い
幼い頃から親や周囲の大人に期待され、必死に応えようと無理を続けているタイプ。
勉強やスポーツ、習い事、良い子を演じ、周囲の期待に応えようとする。
しっかり者と見られることが多いので周りからは「問題がない子」と見られがち。
でも親や周囲に失望されたくない、頑張らなければ見捨てられてしまうというネガティブな動機が原動力になっていて、失敗したときに自分を責めて心が折れて自信を失ってしまう。
2:スケープゴート(生けにえ)
・問題行動を起こすことで悪者になり、家族の問題を一身に引き受ける
・「この子がいなければ家族がうまく行くのに」と思わせることで、無意識に家族の破綻を防いでいる
・家族の負の感情のゴミ箱的存在
本来は親や家族の問題であることを、あたかも「自分が悪い」ことのように引き受けてまさに<いけにえ>のような行動を取ることで家族のバランスを保とうとする。
人はわかりやすい「悪者」がいると一致団結しやすいので、自ら問題行動や非行、テストを受けないなどの行動を取る。
家族の負の感情の「ゴミ箱」になる。
そのため自己評価も、家族からの評価も低くなり、孤立してしまう。
3:ロストワン(いない子)
家族が誰も自分を世話したり注目してくれないことに慣れて、それが「生きる方法」だと思い、他人との関わりを持とうとしない。
または逆に親が過干渉で、親の言いなりに生きることを強いられたために、自分の感情を消して生きることを選んだ子。
長子には少なく、親の兄姉に対する態度を見て人生に希望を持てず、心を動かさなくなった第二子以降に多い。
必要とされる感覚を持たずに育ち、見捨てられていると感じ、世捨て人のようになってしまう。
4:ケアテイカー(世話役)
・家族の世話を焼くことで自分の存在価値を見出す
・親の代わりに家事、兄弟の世話、親のグチを聞く
・自分を犠牲にしてでも家族の世話を焼くことで、家族の崩壊を防ごうとしている
幼いころから兄弟の面倒を見たり、家事を手伝ったり…これが健全な家庭であれば問題ないが、「そうしなければ自分は存在価値がない」「家族がバラバラになってしまう」という動機からであることが問題。
世話役を演じることで自分の居場所を見つけようとする。
「気がきく子」「優しい」と褒められることで、さらに「自分は世話をしなければ価値がない」と思いこんでしまう。
大人になったとき、明らかに問題のある異性(DV、借金、不倫、ギャンブル依存)などに対し「この人は私がいないとダメなんだ」と思い込んで共依存関係になりやすい。
5:イネイブラー(なぐさめ役)
・元はアルコール依存の親のためにお酒を用意する子、といった相手のためにならないお世話をしてしまう人を指す
・ケアテイカーと似ているが、尽くし方が「相手のためになること」「ならないこと」という大きな差がある
・相手の依存を助長するような尽くし方をするため、相手がさらにダメになる
イネイブラー(なぐさめ役)とケアテイカー(世話役)は似ているが、「相手のためにならないことで尽くしている」と言う点で大きく違う。
親や他人の問題や責任を肩代わりし続けると、それが自分の生きる価値のように勘違いしてしまう。
自分で連絡をさせるべきなのに代わりに電話してしまうなど小さいことから、サラ金のお金を肩代わりするなど、どんどんエスカレートする。
相手の責任を取り続けると、相手は痛みを感じずに済むのでエスカレートするという悪循環に。共依存になりやすい。
6:ピエロ(道化師・マスコット)
・家族を守るために愛されキャラ・おちゃらけキャラを演じている
・根底には不安や緊張感があり「失敗したら自分のせい」と思いがち
・常に笑顔を振りまきながら心の中では泣いていて、自分の気持ちが分からなくなる
ピエロは家族の不穏な空気を和らげるために必死に明るい雰囲気を作ろうとする。
そうしないと「家族がダメになってしまう」と思い込んでいるからで、本心からの笑顔ではないため自分の気持ちを悟られないように振るまう。
その結果、人に弱みを見せられない、人を頼れないなど常に孤独で緊張感がある状態。
急に心が折れて何もできなくなったり、仕事を辞めてしまうことも。
生きづらさの原因を知ることが第一歩
- 自分はおかしい…
- いつも辛いことばかり…
- 人と違う、普通じゃない…
という生きづらさの原因は、子どもの頃に「子どもらしく」生きられず、さまざまな役割を演じてきた「アダルトチルドレン」だからかもしれません。
生きづさらを感じているということは、それだけあなたが頑張ってきた証拠です。
まずは気づくことが大切。
無意識に今まで必死に頑張ってきた自分を認めてあげてくださいね。