共依存(きょういぞん)
依存されることに存在価値を見いだし、ともに依存を維持している人間の関係性のこと。
「夫や親」「親戚」「友人」「上司」「友人」「恋人」などに共依存が生じることがある。
例えばアルコール依存症の妻は、依存症に巻き込まれた被害者と言える。
一方で家族研究から、妻はアルコール依存症者のそばで病気の維持に手を貸している面があり、間接的にアルコールに依存しているという「共依存」ではないかという考えがでた。
共依存者は被害者であるとともに共犯者でもある。
相手(依存症者)に必要とされることで自分の存在価値を見いだすためにそのような相手が必要であるという、自己喪失の病気であるといえる。
機能不全家族で育った搾取子は、「この人は私が支えないと」と勘違いし 依存 してくる異性に悩まされやすい。
【他の例】
- 暴力を振るう彼氏(彼女)と、「この人には私がいないと、私が救わないと」と世話をやき離れられない彼女(彼氏)
- 子どもに干渉し続ける親と、自立しない子 など