モラルハラスメント

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モラルハラスメント

モラルハラスメントとは、モラル(道徳や倫理)に反した精神的ハラスメント(嫌がらせ)。
モラハラと略される精神的虐待のこと。

フランスの精神科医であるマリー・イルゴイエンヌ氏が提唱した言葉。

外傷などが残る見えやすい肉体的な暴力とは違い、言葉や態度などで行われる精神的虐待・暴力は見えづらく、周囲からも理解されにくい。

イルゴイエンヌ氏社会は精神的な暴力に対しては対応が甘いが、精神的な暴力は肉体的な暴力と同じ程度に、場合によっては肉体的な暴力以上に人を傷つけるもので犯罪であると述べる。

イルゴイエンヌ氏は、セラピストとしてたくさんの被害者に接してきた結果、被害者が加害者の攻撃から身を守ることがいかに難しいか、よく知っている。

ストレスは行き過ぎなければ心身に深い傷を与えないが、これに対してモラル・ハラスメントは、心身に深い傷を与えるのが普通の状態なのである。

「モラルハラスメントがどれほど被害者の心身の健康に破壊的な影響を与えるのか、その恐ろしさを嫌と言うほど見てきた。モラルハラスメントは精神的な殺人である」とも述べている。

職場上の力関係を背景に行われた際のパワハラ、セクハラも、モラルハラスメントの一種と言える。

搾取子として育った場合、自己肯定感が低く、共依存関係に陥っているためモラルハラスメントなどの被害に受けやすい。

<引用・参考:wikipedia>

関連語:搾取子共依存