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私が心理的虐待(当時は精神的虐待)を受けている、と自覚したのは2010年。
しかも相談員の方に指「あなたが受けているのは精神的(心理的)虐待ですよ」と言われ、初めて気づいたのです…
心理的(精神的)虐待に慣れてしまうと、虐待に気付けない!!【実体験】
マインドコントロール状態…
いま「心理的虐待」「精神的虐待」と検索すると、こどもや高齢者に対する虐待のページが多く出てきます。
夫婦間、恋人同士でもあるんですよ!!
いわゆる夫婦間のモラルハラスメント、恋人へのデートDVも、身体的暴力がなくても心理的(精神的)虐待、精神的暴力になるんです!!
10数年前はまだ、心理的(精神的)虐待を理解されないことも多く、警察や相談先で相手に「(身体的な)暴力はないんでしょ?」と言われることもありました。
今は内閣府サイトのDV・暴力の形態に<精神的なもの>がしっかり明記されています。
暴力の形態【精神的なもの】
心無い言動等により、相手の心を傷つけるもの。
暴力の形態|男女共同参画局
精神的な暴力については、その結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に至るなど、刑法上の傷害とみなされるほどの精神障害に至れば、刑法上の傷害罪として処罰されることもあります。
毒親育ちの私は、小さい頃から悪いことが起こるとみんな「私のせいなんだ」って思っていたから、心理的虐待と思わなかったんですよね…
元夫からの人格否定が続き、恐怖で支配され、おかしいことを「おかしい」と言えないマインドコントロール状態でした。
さらに調べていくうちに、私が親から受けていたのも精神的(心理的)虐待だったと気づいたんです。
毒親の元に生まれ、アダルトチルドレンになって結婚したのが毒夫(モラ夫)だったのです…まさに負のループ!!!
だからこそ、毒親生まれの人は自尊心・自己肯定感の低さを親のせいにするだけでなく、自分を癒していく必要があると感じます。
自分のために。
もちろん元々は未熟な親が悪いんだけど、いつまでも親のせいにしていても自分が幸せになれないんですよね。
自分を癒して変わらないと、同じような人を引き寄せてしまう…(実感;)
夫婦間での心理的(精神的)虐待【私の場合】
1:良いこと言ってるようでやってることが違う編
- 「俺たちは平等だ」と言うけど、平等なのはお金の支払いだけ
- 母親第一主義。お前の親もそのうち面倒見るけど、うちの親を大切にしろ(結局私の親の文句しか言わない)
- 子どもは可愛い、大切(けど世話をするのは嫌。お前の仕事だろ、夜泣きさせるな)
調子の良いことを言うんですが、結局やらないんですよね…口ばかり、嘘ばかり。
だけど自分の要求を私が飲まないのは許せないし、私をコントロールできると思っている人でした。
2:「悪いことはみんなお前のせい」話し合いができない編
- 悪いことが起こるとみんな「お前のせいでこうなった」
- 自分のルールを強要し、話し合って解決することができない
- 私が正論を言うと、論点をずらされて話し合いにならない
- 異なる意見を言うと、ため息をついて「ハァ…だからお前はダメなんだよ」
- 警察沙汰を起こしても何故か全部「お前が俺をしっかり支えないからこうなった、どうしてくれるんだ」
- 都合が悪くなると無視。1ヶ月ずっと無視もあり。
とにかく話し合いができない人でした。
悪いことはみんな人のせいって…いい歳してほんと恥ずかしい。
3:「女なのに…」が口ぐせ。私はロボット?人格否定編
- 毎日のように小さな否定の言葉を言われる
- 人格否定しながら「お前のために言ってやってるんだ」
- 自分が面倒なことを私に押し付け「お前女なのにそんなこともできないの」
- 小さな失敗で激怒し「お前ばかなんじゃないの」
- 自分は良くても私が同じことをするのはダメ
- 妻なんだからどんなに遅くても夫の帰りを待つのが当たり前だろ(帰宅0時過ぎ、私次の日仕事、子どもが夜泣きするから眠れない…)
- 私の時間が有限であることを理解できない
- 「出産後も女が働くのは当たり前」と言うのに、家事分担は一切しない
- 主婦は暇、お前の仕事は遊びの延長、子育てなんてみんな1人でやってる。できて当たり前、できないお前が悪い。
毒夫の母親も毒親だったのですが、何もしない人だったんですよね。
だから私に「妻」「母」の理想像を押し付けます。
自分の理想にそぐわないと「女なのに」と繰り返し否定されました。
私が高熱を出しても倒れても「お前は本当に自己管理ができないダメなやつだ」とか平気で言うんですよ。(私が病気でもご飯を作るのが当たり前だと思ってる)
私が生身の人間だと気づいてないのかな…?と感じていました
給料が出ないんだから家政婦ですらない…、都合のいいロボット扱いかな??
4:子どもより子どもかよ!編
- 携帯PCを知らぬ間に監視(自分はロックしている)
- 私が実家に行くと怒る
- 子どもより自分を優先しないのは許せない
- 子どもが病気にかかるのは私のせい(小さいうちは色んな病気にかかるものなんですけどね…)
- 生活費を払いたくないけど、食事が質素になることは許せない
- 全く怒る要素がない場面で急に怒って無視をし「理由がわからないお前が悪い」という態度
- 家族のことを他人に話すのは「バカがやること」「恥ずかしいこと」と繰り返し言う(外部に相談させないよう洗脳)
- 機嫌次第で昨日OKだったことが今日はNGで怒る
元夫は絶対に給料明細を見せない人で、自分が決めた額以上は絶対に、子どもが増えても生活費を増やしませんでした。
子どもが小さい頃ってオムツ代とか諸々かかるから、生活費をやりくりすると食費を削るしかなくなります。
私は別にいいんですけどそれが理解できない人で、おかずが減ったり自分が気に入らないものが出てくると「俺が稼いできてるのになんだこのメシは!」と怒る…
「稼いできてる」って威張れるほど、生活費入れないんですけどね…
お金入れないけどめちゃくちゃ貯金してたの、知ってるんですよね…
などなど…
まだあるので思い出したら追記します…w
「逆コナン」で一緒にいると心がゴリゴリ削られる系の元夫
元夫からの心理的(精神的)虐待は結婚する前からあったけど、子どもが産まれた後さらに酷くなりました。
まさに大きなこどもだった…
名探偵コナン君は「体は子ども、頭脳は大人」だけど、
心理的(精神的)虐待をする毒夫・モラハラ夫はその逆です…
「体は大人、頭脳は子ども」の逆コナンなんですよ
自分勝手で話が通じないとか「5歳児かよ!?」とツッコミたくなるけど、自分を守る場面に関しては悪知恵が働くので非常に厄介です。
心や脳にも大きな傷を負う心理的虐待
心理的(虐待的)虐待って、密室で行われ、外から見えないから厄介です。
しかも虐待する側は外面だけはよく、自覚がない。
目に見えないから軽視されがち。
だけど心や脳にも確実に大きな傷を負う…
- こんな毎日を続けると「否定される、話にならない」ことが怖くて自分の意見が言えなくなる。
- 言われた通りにするしかない、私が我慢すれば家族は幸せ…と思うように。
これ、実家で思ってたのと同じことなんですよ…
そのことに気づいた時、点と点がつながったような気がしたのです。
また、「私の辛さ」は私だけの問題ではなく「心理的(精神的)虐待という名前」があることに、とても安堵感を覚えました。
ずっと「私のせい」にされていたけど、この苦しさに名前があったことが嬉しかったんです
「何かおかしい」の直感は大体正しい
毒夫、毒妻、モラハラ加害者、DV加害者って結婚前とか付き合っている頃は最初、優しいことが多いです。
結婚後、急に豹変したという話も聞くし、付き合っていくうちに相手が「逃げない」と確信すると本性を表すこともあります。
私の場合は後者で、結婚前から「あれ?何かおかしい…」と思うことはあったけど、なんとなくその違和感を無視してしまいました…
でも、人の直感って正しい。
なんでか分からないけど感じる違和感、直感を無視しちゃいけない…
違和感の正体は防衛本能かもしれません!
だからもし今読んでくれている人の中で
今付き合っている人や夫婦の関係に悩んでいて
「変わったところ、意見が合わないこともあるけど、優しいところもあるし…」
「暴力を振るうけど、そうじゃない時はいい人だから…」
って少しでも思ったら、考えてみてほしい。
茨の道です…
相手に感じる違和感・直感を無視していると、どんどん感覚が麻痺してしまいます。
そして見事にマインドコントロール状態に…
だから恋人や夫、妻と一緒にいると疲れる、おかしいと感じる人は自分を守るために適切な相談機関へ相談してほしいです。